最後に衝撃の展開がありましたね。
今回は、薬屋のひとりごとシーズン2の最終話の内容をもとに、楼蘭妃が果たして生きているのかについて考察していこうと思います。
まず結論から言わせてもらうと、十中八九、楼蘭妃は生きていると思われます。
みなさんももしや…?と思ったのではないでしょうか。
その根拠やなぜ生きていたのか、今後の展開などについて考察していきます!

楼蘭は生きている
楼蘭は生きています!
シーズン2の最終話から一つ前の話で楼蘭妃は禁軍によって飛発(フェイファ)で射殺されたような描写がありました。みなさんここで楼蘭妃は死んでしまったと思ったのではないでしょうか。
しかしながら、なんと最終回の一番最後に、楼蘭と声が同じ玉藻というキャラクターが突如登場しました!
この玉藻というキャラクターの正体こそが楼蘭だと考えられます。
その根拠からご説明していきたいと思います。
玉藻=楼蘭だという根拠
声が同じ
まずは多くの人が気づく点から。
玉藻と楼蘭の声は、声色が少し違うものの同じ声でした。
声優さんも楼蘭と同じ瀬戸麻沙美さんです。
また、わざわざ最終回のクレジットにも「玉藻 瀬戸麻沙美」と楼蘭ではなく玉藻の声優として描かれていました。玉藻の登場まで声優のクレジットを載せなかった演出を考えても、玉藻=楼蘭と制作側がにおわせたかったと考えてもおかしくありません。
声優さんが同じ=同一人物と考えるのが自然なように感じます。
実際、子翠と楼蘭も同じく瀬戸麻沙美さんが声優を務めていたので、可能性として非常に高いです。
猫猫のかんざしを所持していた
二つ目に挙げられるのは、猫猫のかんざしを玉藻が持っていたという点です。
猫猫のかんざしといえば、砦で楼蘭と猫猫が別れる際に「いつか返してほしい」と約束を交わして楼蘭にあげたエピソードが記憶に残っていると思います。
そのかんざしを玉藻が持っている、これは確実に玉藻=楼蘭である証拠でしょう。
楼蘭(子翠)は以前に猫猫のかんざしに対してかなり価値があるもの、目利きの職人が見たらだれが作ったかわかるものと評しており、すなわち「この世に一つしかない」かんざしなのではないかと推察されます。(一つでないにしろ、かなり希少なもの)
つまり、このかんざしと同じもの(複製品?)を楼蘭以外が持っている可能性は極めて低いということです。
そのことからも玉藻=楼蘭は確実であると言えるでしょう。
楼蘭の死体、現状は見つかっていない
さらに、楼蘭の死体はいまだに見つかっていないことも重要な根拠です。
作中では季節は冬であり、猫猫によると「いくら雪をかき分けても楼蘭の遺体は見つからなかった、雪が解けたころに再調査する」とのことでした。
玉藻登場までは猫猫を悲しませないために遺体が見つからなくするという可能性も考えられましたが、玉藻登場を考えると「遺体が見つからない=生きている」ととらえるのが正しいように感じます。
次のシーズンにならないと作中で春が訪れず、春に遺体が見つかるか定かではありませんが、今後も遺体が見つからない場合は楼蘭は玉藻として生きているという可能性が非常に非常に高いです。
どうやって楼蘭は生きていた?
楼蘭が玉藻であるということはほぼ確実とここまで読んでみなさん思ったのではないでしょうか。
ここで一つ疑問となるのが、なぜ楼蘭は生きているのか?なぜあの状況で死んでいないのか?ということです。
それも最終回の中に理由が描かれていました。
玉藻が商人に渡したかんざしをよく見ると、真ん中に何やらへこみができています。
まるで銃弾が当たったかのような…
つまり、楼蘭は撃たれたときに、猫猫から貰って懐に入れていたかんざしに銃弾が当たり死を免れたのではないでしょうか。
猫猫から貰ったかんざしを楼蘭は懐、胸のあたりにしまっていました。そして楼蘭が壬氏の部下に撃たれた箇所もほぼ同じ箇所。
銃弾はかんざしにあたり、楼蘭は被弾しなかったことで死ななかったのではないでしょうか。
銃弾の勢いで舞台からは落ちてしまったものの、被弾していなく下は雪でクッションのようになっているため落下もうまく落ちればそれほどダメージがありません。
こうして楼蘭は一命をとりとめたのではないでしょうか。
何か不思議な力で蘇ったなどといった理由ではなく、きちんと伏線がちりばめられていて実は死んでいなかったという展開が、いかにも薬屋のひとりごとらしいです。

今後の展開予想
では最後に今後の展開を予想していこうと思います(筆者は小説版は未読なので本当に予想の域を出ません、本当の展開がいち早く気になる方はぜひ小説版を購入してください)
玉藻の存在が明らかにされた最終回から考えるに、もう一度猫猫と楼蘭=玉藻は再会するのではないでしょうか。
今、玉藻は海の見える少なくとも後宮からはある程度遠い場所にいると推測されています。
一方でこれから海を渡りたいといった趣旨の発言をしており、猫猫に接近していく可能性も否めません。
というより、わざわざ玉藻というキャラクターを登場させたので、今後のストーリーにかかわっていくことは確かだと思います。
猫猫、小蘭、子翠(楼蘭、玉藻)の三人がまた再会する日を待っています!!
豆知識:玉藻前伝説
今回楼蘭が選んだ偽名『玉藻』
実は「玉藻前伝説」というものが存在していて、そこからとったのだと思われます。
玉藻前伝説というのは
中国、殷で絶世の美女、妲己として暴政を招いた妃の正体は実は九尾の狐の化けた姿だった。その後も様々な姿に化けて中国の政治を乱した九尾の狐。日本にもわたって、鳥羽上皇に仕える女官「玉藻前(たまものまえ)」として寵愛を受けるように。その陰陽師によって九尾の狐だとバレると、姿をくらました。
といった内容の伝説です。
これは、まさに楼蘭の人生とも繋がります。楼蘭妃、子翠として様々な顔を持っていた狐のような楼蘭。そしてこの伝説では日本に来たとされていますが、もしや玉藻が今いるのは日本なのかもしれません…?
(参考サイト:https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/62241/ ↓)

まとめ
今回は、薬屋のひとりごとシーズン2の最終回の内容を踏まえて、楼蘭が生きているという事実について考察していきました。
終わったばかりで恐縮ですが、シーズン3がすでに待ち遠しいです。今後の展開に期待してみなさん待っていましょう。
今回は読んでいただきありがとうございました。