wacci『愛は薬』は大切な人からの愛情に気づかせてくれる素敵な曲【薬屋のひとりごとED】

アニメ、マンガ
当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

薬屋のひとりごとの世界観にぴったりの歌詞。

今回はwacciさんの『愛は薬』の歌詞の意味を考察していこうと思います。

薬屋のひとりごと1期第2クールのED曲として作られた楽曲。

愛について考えさせられる曲となっています。

ぜひ最後までご覧ください!

スポンサーリンク

歌詞考察

この曲は愛について書かれている曲です。

アニメの壬氏と猫猫のように恋人への愛の曲としても捉えることができますが、今回の考察では家族への愛という風に解釈して考察をしていこうと思います。

親離れをして一人で暮らし始めた主人公が、一人になって感じた家族の温かさを描いた歌詞だという風に解釈していこうと思います。

家族の温かさを思い出しながらこれから読んでもらえると幸いです。

ぜひこの考察にとどまらず、色々な視点で考察してみてください。

1番Aメロ

綴られた文字から浮かぶ表情

便箋に染みてく まあるい涙

wacci, 「愛は薬」より

家族からの手紙。

その手紙の文字から、それを書いた家族の顔がよみがえって浮かんでくる表情。

意識もせずに家族を思い出して涙してしまいます

身近な人の存在は、離れてようやくその大切さに気付くものです。

これは家族以外でも一緒です。

恋人も友達も、失って初めてその大切さに気付きます

近くにいなくなって初めてその存在の大きさに気付いて、不意に寂しさに襲われてしまったのでしょう。

1番Bメロ

日々の中で後回しにしてた寂しさが炙られてく

あなたの前じゃいつでも幼くて

wacci,「愛は薬」より

「日々の中で後回しにしてた寂しさ」

一人になっても、その寂しさを感じないように生活していくことはできます。

ですが、不意に後回しにすることすら辛くなってしまうときも来ますよね

そんな時に家族を思い出すために主人公は家族からの手紙を読んで、泣いてしまったのではないでしょうか。

1番サビ

ほら

愛は薬 泣いて泣きじゃくった頬に刻む笑い皺

雨は上がって

wacci,「愛は薬」より

「泣いて泣く弱った頬に刻む笑い皺」というのは、大切な人たちを思い出して寂しさで泣いた後に、思い出したことで自然と笑顔がこぼれたのではないでしょうか。

寂しさは変わらずとも、大切な人を思い出すことでその感情が薄れることもあります。

大切な人を思い出して少し気持ちが和らいで、泣き止んで「雨は上がって」いったのです。

「愛は薬」というのはそのまま、つらさや苦しさを治すのは「愛」ということでしょう

身近にいるときは感じられなかった「愛」も、離れて初めて気付けます。

その温かい「愛」を思い出せば、一人でも苦しさを乗り越えられるのではないか、そんなメッセージを感じられる一節です。

愛は薬 濡れてやせ細った夢に注がれるエール

伝うぬくもり

いつかひとりごとじゃなくありがとうを言えるまで

wacci,「愛は薬」より

大切な人からの愛情は、「濡れてやせ細った夢」のような諦めかけた夢へのエールにもなります。

諦めたくなるような状況になっても、家族から応援されれば自然ともう少し頑張ろう、そう思うようになった経験がある方もいるかもしません。

そんな救いともなる愛情。

この愛情をくれた大切な人に「ひとりごと」ではなくて面と向かって「ありがとう」といえるように

この歌詞の部分はストレートで、だからこそ刺さります。

感謝の気持ちは面と向かっていうことが何よりも大切。伝わらなくては意味がありません。

アニメの「薬屋のひとりごと」の「ひとりごと」の部分を活用してこんなにも心に刺さるメッセージを持ってくるとは、流石としか言いようがありません。

2番Aメロ

罪を犯そうとも成り下がろうとも

誰よりも味方に変わりはないと

wacci,「愛は薬」より

どんなことがあっても、家族はいつも味方でいてくれます。

つらい時、自分はもうだめだと自暴自棄になってしまうことがあるかもしれません。

でもそんなときでも家族はいつもそばにいてくれます

当たり前のようで、実はとてもありがたいことですよね。

こうやって歌詞になって聴くと、改めてそのありがたさに気付けます

2番Bメロ

日々の痛み

散らすその場しのぎの麻酔に我を忘れ

あなたの声が聞こえて目が覚める

wacci,「愛は薬」より

日々のつらいこと、その場しのぎで無理して乗り切ることも少なくはありません。

そうすると誤ったことをしてしまったり、目の前のことしか見えなくなってしまいます。

いわゆる「我を忘れ」た状態です。

「あなたの声が聞こえて」主人公は我を取り戻すのです。

2番サビ

ほら

愛は薬 触れて暮らしてた頃の思い出に今も支えられて

愛は薬 揺れて負けそうな時も逃げることなく戦えるように

いつか本当の意味であなた離れできるまで

wacci,「愛は薬」より

愛情を思い出して我を取り戻していく主人公。

「触れて暮らしてた頃の思い出」に支えられた状態は、私たちもよく経験するはずです。

つらい時こそ、楽しい思い出を思い出して支えになっている人も少なくないのではないでしょうか。

その思い出があれば、「揺れて負けそうなとき」も「戦える」ようになります。

「いつか本当の意味であなた離れできるまで」というのは逆を返せばまだあなた離れできてないことを指しています。

いくら表面上は離れても、心まであなた離れするのは簡単ではありません。

つらい時、苦しい時にまだあなた離れできていない自分自身に気づくのです

ラストサビ

愛が故にいつも目に見えないから救われていると気づけないまま

独りきりで生きてきたような顔をしてしまう今日も

きっとあなたは今も見守っている

wacci,「愛は薬」より

さらに直接的な表現で愛情について語られています。

愛情というのは、普段は目に見えないから「救われている」と気付けません。

愛情を直接感じられなくなって初めて気付くことをついに知った主人公。

「独りきりで生きてきたような顔をしてしまう今日も きっとあなたは今も見守っている」というフレーズは、先ほどのあなた離れできていないと繋がるところでしょう。

愛情は直接的には離れてしまえば感じられないものかもしれません。

ですが、「思い出」という形でいつまでも愛情によって私たちは支えられているといっても過言ではありません。

さらに直接ではなくても、目に見えなくても「見守っている」あなたの、家族の愛情によっても私たちは支えられているのです。

愛は薬 泣いて泣きじゃくった頬に刻む笑い皺

雨は上がって

愛は薬 濡れてやせ細った夢に注がれるエール

伝うぬくもり

いつかひとりごとじゃなくありがとうを言えるまで

届かなくなる前に その目を見て言えるまで

wacci,「愛は薬」より

再び1サビが繰り返されます。

最後のフレーズ「届かなくなる前に その目を見て言えるまで」

「ひとりごとじゃなく」という部分がさらに詳細に描かれています。

何度も言うようですが、感謝の気持ちは自分の中のひとりごとにとどめていても届きません。

そして、大切な人を急に失ってしまうこともあります。

この感謝の気持ちが届かなくなる前に、その目を見て感謝を言うことがどれほど大切か。

この曲を聞くとひしひしと感じることができます。

まとめ

今回はwacciさんの『愛は薬』という曲の歌詞を考察してきました。

繰り返し聞くごとにどんどん大切な人からの愛情に気づかされる曲でした。

薬屋のひとりごとの世界観に合わせた歌詞にしながらも、メッセージがこもっていてwacciさんの凄さがうかがえます。

ぜひ何度も聞いてみてください!

タイトルとURLをコピーしました