milet『Anytime Anywhere』の歌詞考察【アニメとの関連性とは】

アニメ、マンガ
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こんにちは

ようやく「葬送のフリーレン」のアニメが放送開始されましたが、いかがだったでしょうか?

作品はもちろん、それを引き立てる音楽も素晴らしいですよね。

その中でも、今回はED(エンディング)ソングとなっているmilet(ミレイ)さんの「Anytime Anywhere」の歌詞について私なりに考察した内容をご紹介していこうと思います。

アニメとの関係性を中心に考察していこうと思います。

フリーレンの気持ちとかなりリンクした歌詞となっていて、親和性が高くてすごくいい曲でした。

ぜひ最後まで読んでいってください。

(あくまで筆者の個人の考察です。ご了承ください。)

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歌詞の意味を考察

1番Aメロ

And you alright ? Can you hear me ?

milet 「Anytime Anywhere」より

日本語にすると「大丈夫? 聞こえる?」

フリーレンがヒンメルに心の中で問いかけているように聞こえます。

ここからの内容はあなたに向けたことだよ、とフリーレンがヒンメルに言っているようですね。

2番の歌詞を見ると、2番の答えがフリーレンのセリフと考えたほうがしっくりくるので、この部分はヒンメルからフリーレンへのメッセージなのかもしれません。

自分がいなくなった後、ちゃんとやれている?

といったニュアンスでヒンメルがフリーレンのことを気にかけているのではないでしょうか。


誰もいない線路沿いをなぞっていく

milet 「Anytime Anywhere」より

エルフのため普通の人間より長生きができるフリーレン。

それゆえに、ヒンメルをはじめとした冒険のメンバーが次々と亡くなっても、フリーレンは生き続けます。

その光景を表現しているのだと思います。

わざわざ「誰もいない」と表現することで、フリーレンが孤独になっていくことがより強調されているように感じます。

仲間がいなくなっても生き続けていなければならない、フリーレンの哀しさや寂しさを感じられますね。


大袈裟に泣いて笑ってほしくて

鮮明でいたい思い出を抱きしめている

milet 「Anytime Anywhere」より

ここは誰の気持ちなのでしょうか。

大げさに泣いて、笑ってほしいと思っていたのはフリーレンなのか。

作中に直接的な表現はないのでなんとも言えませんが、フリーレンがこのように思っていたのかもしれませんね。

鮮明でいたい思い出、と表現されるほどにフリーレンにとって冒険は大切な記憶。

今のフリーレンの気持ちが丁寧に描写されています。

1番Bメロ

さよならよりずっと大切な言葉で伝えたいんだ 

ありふれてる でも特別で

milet 「Anytime Anywhere」より

これはフリーレンからヒンメルへの気持ちでしょう。

ヒンメルにちゃんとしたお別れをせず、ヒンメルのことを知り尽くす前にヒンメルを失ってしまったフリーレン。

ありふれている言葉でもいいから、さよならよりももっと大切な心を込めた言葉でお別れを言いたかった…

この歌詞から、フリーレンの気持ちが痛いほど感じられますね。


ほら この目じゃなければ見えなかったものが

どうして?溢れてく

milet 「Anytime Anywhere」より

過去の冒険の思い出があふれ出てきているのでしょうか。

フリーレンにとっては人生何百何千年の中の10年ですが、それでも大切なものには変わりがないです。

あふれるほどいろいろな思い出があったのかと思うと感慨深いです。

どうして? という表現から、まだフリーレンが分かってはいないけど、なぜか涙が出てくるというシーンが忠実に再現されています。

ここを聞くとシーンが思い出されてもう一度泣けそうです。

1番サビ

だからもう一度生まれ変わろうとも

また私はここを選ぶんだろう

milet 「Anytime Anywhere」より

もし生まれ変わったとしても、またみんなと冒険がしたい。

フリーレンにこのような気持ちがあるのは確かでしょう。

生まれ変わろうとも、というフリーレンにとっては普通の人間以上に先の話を出すことで、フリーレンの尋常でない冒険への強い思い入れが想起されますね

フリーレンにとってあの冒険はかけがえのない思い出だったので、フリーレンはきっと生まれ変わってもまた冒険したいと思っていることでしょう。


だからあなたとまた巡り逢ったら

もう離さない今を選ぶんだろう

milet 「Anytime Anywhere」より

もう一度亡くなったヒンメルに会えるならば、今度はもっとヒンメルのことを知りたい。

もう手離したくない。

そんなフリーレンの気持ちが忠実に表現されています。

また、作中でまた巡り合うために冒険に行くことまで踏まえて、この物語の真髄を表している歌詞だと思います。


約束なんてなくても

孤独に迷う日でも

その涙だって大丈夫、

きっと夜が明けるよ

milet 「Anytime Anywhere」より

最後のこのフレーズは、miletさんからのフリーレンへの、そしてこの曲を聴いている人へのメッセージのように感じます

どんなにつらい時でもいつか乗り越えられる

いつかきっと夜が明けるように乗り越えられる

という優しいメッセージを感じます。

ヒンメルの死に際して不覚にも涙が出てきてしまったフリーレン、この場面が自然と思い浮かびます。

名言のような素晴らしい歌詞ですね!

2番Aメロ

And I’m alright

(I’ll be alright)

Yeah I hear you

(I care about you)

milet 「Anytime Anywhere」より

2番の始まりは1番の冒頭への返事になっています。

1番で

“And you alright? Can you hear me?(大丈夫 私の声が聞こえる?)”

と問いかけたのに対して

“And I’m alright (I’ll be alright) Yeah I hear you (I care about you)”

(大丈夫だよ きっと大丈夫になる うん、聞こえるよ あなたのことを気にかけているよ)

とフリーレンがヒンメルにこたえていると考えるのが一番自然な気がします。


伸びた髪が風をからかっている

全部意味があるよ

立ち止まった日々も

今さらわかってあなたに追いついたの

milet 「Anytime Anywhere」より

これはフェルンたちと冒険をしているフリーレンの様子ではないでしょうか。

フェルンたちと、勇者パーティーの軌跡をもう一度たどっていくうちに、今まで無意味だと思っていたものに意味があったことに気づくフリーレン。

  • 各地に銅像を作らせたこと
  • ヒンメルがよく人助けをしていたこと
  • ダンジョンを冒険していたこと

などなど。

作中でフリーレンがヒンメルを中心とした勇者パーティーのやっていたことの意味が少しずつ分かってきますが、それがこの部分で表現されています。

あなたに追いついたの という表現はすごくいいですね。

今さらだけど、ヒンメルの行動の意味が分かってヒンメルに追いついた、そんなフリーレンの姿がこの歌詞から浮かんできます。

2番サビ

ほら この目じゃなければ見えなかったものが

どうして? 溢れてく

だからもう一度生まれ変わろうとも

また私はここを選ぶんだろう

だからあなたとまた巡り逢ったら

もう離さない 今を選ぶんだろう

milet 「Anytime Anywhere」より

ここは先ほどと同じ箇所なので省略します。

Dメロ

Anytime anywhere yah(どこにいても)

Anytime anywhere(笑って見せて)

I’ll be there(目を閉じればいつも)

Anytime anywhere yah(歩き出した)

Anytime anywhere(私を見てて)

I’ll be there

milet 「Anytime Anywhere」より

ここで出てくるのが曲名にもなっている”Anytime anywhere”(いつでもどこでも)

この部分で印象的なのは、「私を見てて」

おそらくフリーレンからヒンメルへのメッセージだと思います。

もう一度人を知る旅に出たフリーレン。

その背中をいつでもどこでも見守っていてほしいというフリーレンのヒンメルへの気持ちがいいですよね。

1番でヒンメルをもっと知ればよかったと後悔。

2番でヒンメルとの日々を回想。

そして今、ヒンメルの死を乗り越えて前向きに冒険に出る、フリーレンの成長が感じ取れてとても好きな部分です。


せめて

会いたいよなんて言わないから

ねえ

今日だけは思い出していいかな

milet 「Anytime Anywhere」より

ここは完全にフリーレンからヒンメルへのメッセージですね。

会えないのはわかったから、少しだけ思い出してもいいかな。

このフリーレンのヒンメルを大事にする気持ちが自然と心に浮かびます。

ラスト 大サビ

だからあなたとまた巡り逢ったら

もう迷わない 今を選ぶんだろう

約束なんてなくても

孤独に迷う日でも

こんなに胸が痛いのは

あなたといた証かな

milet 「Anytime Anywhere」より

ここは今までと同じように見えて「もう離さない」が「もう迷わない」に変化しています

フリーレンがヒンメルの死を乗り越えて、もう迷わないくらいに成長した様子が読み取れますね。

「こんなに胸が痛いのは あなたといた証かな」という表現はすごく」詩的でいいですね。

あなたといたからこそ、胸が痛んでいる。

胸が痛むのを苦しく思うのではなくて、あなたといれたおかげだと捉える

すごく素敵な考え方ですよね。


絶対なんてなくても

いつでも届いているから

その涙だって大丈夫、

きっと夜が明けるよ

milet 「Anytime Anywhere」より

最後の大サビはすごくいい言葉が続きます。

絶対なんてなくても、いつでも届いているから

それほどまでにフリーレンにとってヒンメルは大きな存在だったのですね。


I’m whispering our lullaby for you to come back home

milet 「Anytime Anywhere」より

「私はあなたが家に帰ってくるように、子守唄をささやくよ」

かなり詩的な英語でこの曲は終わります。

いろいろな解釈ができると思います。

ここではあえて私の解釈は載せないでおこうと思います。

ぜひそれぞれ解釈してみてください!

Anytime Anywhere 作品との関係性を考えながら聞いてみてください

今回は「葬送のフリーレン」アニメエンディング「Anytime Anywhere」の歌詞について考察してみました。

アニメと関連付けて聴くとまた違った感じ方になると思います。

ぜひアニメの内容も踏まえてもう一度聞いてみてください!

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