『花になって』の歌詞の考察!ありのままの私を認めてくれる神曲!【薬屋のひとりごとOP】

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こんにちは

今回は薬屋のひとりごとアニメ1期オープニング曲の緑黄色社会『花になって』の歌詞の意味を考察していこうと思います。

日陰に咲く花をテーマにした楽曲。

自分に自信が持てない人にピッタリの励みになる曲だと思います。

ぜひ考察を読んだ後、もう一度花になってを聴いてみてください。

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緑黄色社会の基本情報

緑黄色社会Official Siteより

緑黄色社会は男女2人ずつの計四人からなるバンドです。

代表曲としては

  • 『Mela!』
  • 『キャラクター』
  • 『サマータイムシンデレラ』

などがあります。

2022年には武道館演奏を初めて行い、いま勢いに乗っているバンドです。

曲を聴いてもらってわかったと思いますが、このバンドの特徴は

「ボーカル長屋晴子さんの歌唱力と、それを引き立てる演奏陣」

です。

ボーカルの歌声の凄さを思う存分に出すために、演奏もかなり緻密に作りこまれています。

この点に注目して『花になって』も聞いてみてください。

今まさに勢いづいている、大注目のアーティストです。

これを機会にぜひファンになってください!(かくいう私もリョクシャカファンです。)

ではさっそく歌詞の意味を考察していこうと思います。

歌詞考察

この曲のテーマは陰に咲く花

ということでこの『花になって』は陰に咲く地味な花に向けたメッセージ

ただ、このメッセージは特徴がなくて悩んでいるような人に置き換えて聴くこともできます

歌詞を聞いていくと応援されているような、勇気をもらえるようなそんな曲になっています。

「自分に自信がない人もきっと大丈夫、どこかであなたを認めてくれる人がきっといる」

といったメッセージを感じることができる曲です。

ではさっそく考察に入っていきましょう!

ちなみにアニメ目線で見ると、この曲は「壬氏から見た猫猫」を描いている曲なのではないかなと思っています。

CDを購入するにはこちらから↓

1番Aメロ

陰にそっと隠れようがいいんじゃない?

蕾のような花だってあるんじゃない

秘密にして守るのがいいんじゃない

誰にも邪魔されず華麗に咲いてる

緑黄色社会『花になって』より

花といえば鮮やかで目立つ美しいイメージがあります。

ただ、中には陰にひっそりと咲いてつぼみのような形をしているような地味な花もあります。

この地味な花のような「」に歌い手である「私」が勇気を与えているような感じの歌詞でこの曲は進んでいきます。

そしてこの一番の冒頭箇所。

地味であっても、「それはそれでいいんじゃない?

そんな花だってあるんだから、いいんじゃないか。

地味でもつぼみのような形でもいい。

秘密にして、そのような花があることを知らせずに花を守っていくのがいいのではないか。

というようなメッセージを感じました。

地味だからと言ってダメなわけではありません。

地味なものでも『華麗に』咲いているものです

自信を無くさず、今まで通りでいいんだよという励ましのメッセージを感じます。

1番Bメロ

甘い苦いにハマんない

その判断がくだんない

気に病んで下を向かないでいて

緑黄色社会『花になって』より

自分にないものは気になるものです。

普通に生きていると、自分のいいところは意識しないと見えないのに、悪いところはいくらでも見つかっていきますよね。

それが「君」の「甘いも苦いもハマるような花じゃない」「判断が気にくわない」という悩みにつながっているのです。

逆に、他人のいいところはいくらでも見つかります。

あの子は天才だ、とか、その人は自分より愛想がいい、とか。

でもそんなことで気をやまないでほしい。

下を向かず、自分に自信をもってと「私」は励ましているのです。

愛に慣れちゃいない

無駄に飾らない

綺麗にされた花瓶も

肥やしも何もいらない

その姿が美しい

緑黄色社会『花になって』より

先ほどのように自身がないとモノで自分を繕って偽の自分を作り上げることもあります。

ですが、ありのままの「その姿が美しい」のです。

無駄に飾らず、綺麗な花瓶に生けられているわけではなく、肥やしも使わずにいるそのままの姿が美しいのです。

ここの歌詞は自分のありのままを肯定してくれるような歌詞で、すごく励みになる部分だと思います。

ここから、サビに入っていきます。

1番サビ

花になって

ほらニヒルに笑って

その顔にゾクゾクして目が離せない

緑黄色社会『花になって』より

ニヒルというのは「虚無的な」という意味。

愛想がない笑いということでしょう。

そんな笑いでも、誰かは目が離せなくなっています。

一般的にはよく思われずとも。

でも、誰かは「君」を評価してくれています

だからこそ迷わずに素の自分でいることが大事だということに改めて気づかされました。

味見して

君の毒は私の薬って包んであげるから

笑って

緑黄色社会『花になって』より

誰にでも悪い部分というものは必ずあります。

そんないわゆる「」の部分。

その部分は「僕」の「薬」として包んでやる。

グッとくる歌詞ですね。

「君」のいいところを知っている「私」だからこそ、悪い部分もいい部分となる

だから無理せずありのままのあなたで笑ってほしいという「私」からのメッセージです。

みなさんの周りにもきっと「私」のようにみなさんを認めてくれる人が必ずいます。

それが猫猫にとっては壬氏なのかもしれません

口数が少なくとげとげしい態度をとることがある猫猫も、優しい部分や聡明な部分がその魅力です。

悪い部分は壬氏が覆い隠してくれるから猫猫は自由にやっていい、こんな風にアニメにも当てはめられそうです。

2番

ねえ 会いたい逢いたい

その笑顔に会いたい逢いたい

っていえば笑ってくれるかな

緑黄色社会『花になって』より

二番では一番以上に「私」の会いたいという気持ちが大きくなっていきます。

会いたいの後に「逢いたい」と漢字を変えているのもちょっとしたポイントだったりします。

漢字をより重いものにすることで、思いがどんどん強くなっていることが想像させられます。

そしてこの曲の面白いところなんですが、二番といっても一番と全く異なるリズムで二番が始まっています。

このような少し不規則な点も、薬屋のひとりごとの毒のような不気味さやミステリアスさを感じられてとても好きな部分です。

陰から支えるくらいはいいんじゃない?

欲を言えばこの手で咲かせてみせたい

病のように心を喰らう花

枯らしたくないのさ

光が届かずとも水をあげ続けるから

緑黄色社会『花になって』より

何とかして自信を失う「君」を支えたい「私」。

「陰から支えるくらいはいいんじゃない?」

「欲を言えばこの手で咲かせてみたい」

というフレーズから「私」の強い気持ちがうかがえます。

「君」の存在は自信を失い程のものではなく、何なら「」にとってなくてはならない存在になっていたのです。

だからこそ「枯らしたくない」「病のように心を喰らう」のです。

これはみなさんにとっても同じです。

いくら自分に自信がなくても、あなたがただ存在するだけで救われている人は大勢います

それは家族かもしれませんし、友達かもしれませんし、恋人なのかもしれません。

必ずどこかであなたは誰かの役に立っているのです。

だから自信をもって生きていけばいい。

このようなことに気づかせてくれるのがこの歌詞の部分です。

いい加減に気付いて 君は素敵って

自惚れてもっとお大事に

無自覚なまんま 愛を蓄えて

綺麗にされた花瓶も 肥やしも何もいらない

その姿で咲き誇れ

緑黄色社会『花になって』より

「私」は「君」に伝えます。

君は素敵なんだ

もっと自惚れて自分を大切にしてほしい

と。

「君」の存在が必要だから、無自覚のうちに多くの人から愛をもらっていたのです。

ここで1番と繋がるのですが、決して1番にある「愛に慣れていない」なんてことは実際にはなかったのです。

愛は無自覚に蓄えられていたのです。

そのことにようやく気付いた「君」

そのありのままの姿で咲き誇るように「私」は願います

大サビ

花になって ほらニヒルに笑って

その顔にゾクゾクして目が離せない

味見して 君の毒は私の薬って包んであげるから

楽にして 君の闇は私の光って

愛してあげるから

笑って

緑黄色社会『花になって』より

ニヒルな笑みも、「私」にとっては薬のようなかけがえのないものだったと再び伝える「僕」。

ありのままでいてほしいから「楽にして」いてほしい。

君の毒は私の薬

君の闇は私の光

”どんな私でも受け止めてくれる人は必ずいる”ということを痛感させられる最後の大サビでした。

まとめ:ありのままの「花になって」

今回は薬屋のひとりごとOP曲『花になって』の歌詞考察を書いてきました。

自信を持てないような人に刺さる、応援ソングでしたね。

ありのままの「花になって」というメッセージを強く感じる曲でした。

不気味な雰囲気を放つ曲ながらも、よくよく聞くと応援してくれる温かい曲というギャップ溢れる曲でした。

ぜひもう一度楽曲を聴きに戻ってみてください!

また、今回を機に緑黄色社会のほかの楽曲も聴いてみてください。

「ひとりひとりのキャラクターのままでいい」といったメッセージが込められている『キャラクター』という曲は『花になって』と通じる部分が多いので、特におすすめです。

ぜひぜひ聴いてみてください。

また、薬屋のひとりごとについての考察記事も上げているので併せてご覧ください。

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ぜひほかの記事もご覧ください。

お読みいただきありがとうございました!

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