ドラマ「全領域異常解決室」ED担当、アニメ「アオのハコ」ED担当、またライブでは緑黄色社会・back numberと対バンと最近大躍進が続いているシンガーソングライターのTOMOOさん。
今回はそんなTOMOOさんの人気曲を、ファンである私目線で10曲に絞ってご紹介していこうと思います!
ぜひ今後ライブ行かれる予定の方や、もっとTOMOOさんの曲を知りたいと思っている方は参考にしてください!
Ginger
まずは定番中の定番ソング、『Ginger』です!
好きな人を茶トラネコ(=”Ginger Cat”)にたとえた一曲。
『Ginger』の音源リリース後
といった数々の有名アーティストに絶賛され、TOMOOさんの知名度を上げるきっかけともなった曲です。
TOMOOさんのライブにおいても、ほとんど必ずやると言って過言ではないほどの定番曲となっています!
MVにも注目
『Ginger』はMVにも注目です。
MVにはTOMOOさん自身がMVに登場し、休日を過ごす様子が表現されています。
このMVでTOMOOさんにハマったというファンも多いです。
その理由の一つに、TOMOOさんを知らない人がこのMVを見ると、はじめMVの女優さんが出てきたと思ったらピアノを弾いて歌い始めて初めて「本人」であることに気づいてびっくりすることが多いからというのがあります。
かわいらしい容姿とは裏腹な力強いピアノ演奏と、低めのアルトボイスのギャップに驚きやられる人が多いです。
私も初めて『Ginger』のMVを見たときはTOMOOさん本人だとは思っておらず、驚きのあまり声を出してしまった覚えがあります。
ぜひMVもあわせて見てみてください!
幾田りらさんがMTV Unpluggedにてカバーしたことも話題に
この『Ginger』、YOASOBIのボーカルIkuraとしても有名な幾田りらさんがカバーしたことでも話題になりました。
以前、SNSでも幾田りらさんはTOMOOさんの曲に関して呟いていて、幾田りらさんからも評価されているアーティストだということが分かると思います。このGingerのカバーは、幾田りらさんのアルバム『Sketch』のアルバム特典として見ることができるので、興味のある方はこちらもぜひ!
Super Ball
こちらもTOMOOさんの代名詞とも呼べる一曲『Super Ball』
執筆時(2025.1)ではTOMOOさんのYouTubeのMVの中でもっとも再生回数が多い曲です!ノンタイアップで(あとからテーマソングに選出されましたが)600万回再生はかなりすごい!
この曲はTOMOOさんのメジャー1stアルバム『TWO MOON』のリード曲にもなっています。一曲目からTOMOOワールド全開のSuper Bsllが流れる『TWO MOON』、改めて凄いアルバムです。
曲としては、かっこよくも力強い曲調となっており、「丸いままつらぬいて」という歌詞にもあるように、現代に生きる人に向けた応援ソングとなっています。
ラスサビ前のDメロでは疾走感あふれるメロディーで歌われていて、とてもかっこいいです!まさに新時代のJ‐POPといった曲となっています。
TV番組で1位に選出されたことでも話題に
この『Super Ball』、「関ジャム プロが選ぶ2023年のマイベストソング」でいしわたり淳治さんに1位に選ばれたことでも話題になりました。
実際、この番組が放送された後Super BallのMV再生数がうなぎ上りで、あっという間にTOMOOさんの代表曲となりました。
番組内では特に歌詞について絶賛されていて
- 丸いままつらぬいて
- スーパーボールとビルの対比
などが凄い!とたくさんほめていただいていました!ぜひこの部分にも注目しながら聴いてみてください!
オセロ
『オセロ』はTOMOOさんのメジャー1stシングルとして配信リリースされました。
こちらもライブでは定番の曲となっています。
ピアノの力強いメロディーが特徴的な一曲です。
メジャーデビューでこんな類を見ない曲を持ってくるのは流石としか言いようがないです。
1番ではドラムとピアノメインでサビに行くにつれて楽器が増えていき、2番では2ndピアノが登場しさらに音が追加されていくという構成になっています。
歌詞に注目して見ると、絶望のどん底にいるとしてもそれもひっくるめてオセロのようにひっくり返してしまえ!といったメッセージが感じられます。
この曲を聴いていると逆境でも頑張ろうと思えるので、私はよく追い込まれているときなどにファイトソングとしてかけることが多いです。
次々と行われる転調にも注目
『オセロ』は目まぐるしく転調していくこともポイントです。
『オセロ』制作にあたってTOMOOさんはかなり苦労したと語っており、全然異なるメロディーを組み合わせて曲ができたそうです。
そのため、曲中では次々と転調が行われていて、これもまさにひっくり返っていくオセロのようだなと感じます。
転調にも着目して聞いてみてください!
エンドレス
『エンドレス』は2024年リリースとかなり最近の曲です。
この曲からTOMOOさんを知ったという方も多いのではないでしょうか。
『エンドレス』は水10ドラマ「全領域異常解決室」のエンディングテーマとして作曲された曲です。
人間関係を遺伝子の2重らせん構造にたとえ、結びあうことができない運命や、人の幸せを自分の幸せと思うことの素晴らしさについて歌われています。
最近のJ-POPではなかなか見ないような楽器構成になっており、1番に関してはほとんどピアノだけしか登場しません。2番でも曲を彩るように2本のギターが登場するのみで、とてもミニマムな楽器構成となっています。
TOMOOさんの原点ともいえるピアノ弾き語りに戻ってきたと感じるような一曲です。
ミニマムな楽器構成でありながら、コード進行や歌声によって壮大さが感じられるのがまたすごい部分です。
今後ライブで定番化していくのではないかと思っています。
Cinderella
続いて紹介するのは『Cinderella』
この曲はファンの間で絶大な人気を誇る曲です!
ライブでも頻繁に披露されていて、サビではつい鳥肌が立ってしまうほど心を揺さぶられる曲です。
ブラックミュージック風の曲調が新鮮で、かつ心に残るTOMOOさんの中でも特に特筆すべき曲のように感じています。
この曲はいろいろな点で特徴的なのですが、まず最初に触れたいのはサビが2番まで来ないという点。
1番ではAメロ、Bメロのみで終了し、2番で初めてサビが出てきて、そのあと+1転調した大サビが来るという楽曲構成になっています。
TOMOOさんの曲でもこの構成をとっている曲は、他には未音源曲の『高台』くらいでしょうか…(高台はどこがサビなのかいまいち定義できない部分はありますが)
そのくらい珍しい曲の構成のように感じます。
サビがなかなか来ないことで、曲の沈み込むような気持ちが表現されているようにも感じます。
また、『Cinderella』ではピアノの他に特にギターとチェロが存在感を放つ曲となっています。ライブで生音で聴く『Cinderella』の間奏はものすごいです…!すべての楽器がまるで主役のように際立っていて、壮大さに何度聴いても驚いてしまいます。
アレンジも含め名曲なのがこの『Cinderella』という曲です。
Present
こちらは2024年2月にリリースされた『Present』
プレゼントを選ぶときに迷う心情に着目して作られた曲でありながら、最後には愛についても語られるという壮大なテーマを扱った曲になっています。
TOMOOさん自身も演奏するたびに「私の中でも屈指のハッピーな曲」と語るように、とても明るくホップな曲調になっています。
TOMOOさんの曲としては珍しくサビでは大胆にコーラスが取り入れられていたり、サックスなどが使われていてジャズっぽい空気が漂ったりしています。
個人的にはぜひMVもあわせて見ていただきたいです。何種類もの衣装をまとったTOMOOさんが次々に登場するMVはまさに「ハッピー」な空気を感じ取れると思います。
Presentはライブでも定番の曲となっています。リリース後セトリから外れたことは今までのところなかったと思います。
Presentはライブでは裏拍で拍手(クラップ)を行うのが定番となっていて、人によっては難しいので練習が必要だったりします(笑)
会場全体でクラップすることで一体感が感じられて、とても印象的な曲です!
夜明けの君へ
『夜明けの君へ』は映画「君は放課後インソムニア」の主題歌として書き下ろされた一曲。
とにかく歌詞がいいです!人と人のつながりの大切さ、それを照らしあう星にたとえて表現されています。
TOMOOさんの曲の中では『夜明けの君へ』は歌詞が比較的ストレートに表現されているように感じます。
実はこの曲、TOMOOさんがタイアップ先のために書き下ろす曲としては初めての曲なのですが、初めてとは思えないほど完成度が高いです…!
作中に登場してくる「不眠症」「天文学」「星」「カメラ」といった要素を、ごく自然に歌詞に取り込みながら、映画を見ていない人にも響くようなメッセージを歌詞に込めていて本当に感動します。
音に注目して見ると、バイオリンがサビで存在感を放っています。バイオリンのきらびやかな音が入ることで夜明けを感じるような気持ちになれます。また、サビの入りの
が絶妙に音程が違っているのも注目してほしいポイントです。
1番と2番で絶妙に音程を変えてくるのはTOMOOさんの曲にはよく見られて、例えば「エンドレス」や「あわいに」でも見られます。
わずかに音が違うだけでも歌詞の聴こえ方が変わってきて、本当に繊細なテクニックです。
ライブでは『夜明けの君へ』はここぞという大事なタイミングで流されることが多く、2024年のライブ『Anchor』では初となる武道館公演を発表した後のWアンコールで演奏され、感動的でした。
「君が見つけてくれた時から、僕はもう一度僕になれたよ」などの歌詞はTOMOOさんとファンとの関係性のようで心にジーンと来ます。個人的にTOMOOさんの曲中では特にイチオシの一曲です!
Grapefruit Moon
続いて紹介するのは『Grapefruit Moon』。
曲名からしてただならぬ感じが漂いますが、この曲も新境地を感じる一曲となっています。
今までのTOMOOさんの曲のどのジャンルにも当てはまらないような楽曲で、個人的にはMVの印象の影響もあると思いますがどこか「和」を感じるような曲だと解釈しています。
TOMOOさんの声色もほかの曲にはないような声色で、とても特徴的な曲です。
この『Grapefruit Moon』は「関ジャム プロが選ぶ2023年のマイベストソング」で蔦谷好位置さんに2位に選出されたことでも話題になりました。(Super Ballと同じタイミングで選出)
番組内で絶賛されていたのはまずは歌詞で
の対比が素晴らしいと称賛されていました。
また「もう苦いもの食べられると気が付いたころにはもう、それは豊かさ?鈍さか?」という歌詞も、絶賛されていて、大人と子供の狭間の複雑な心情を見事に表している曲と箔を押されていました。
また、この曲は実はサビに入る前に密かに転調していて、これについて蔦谷さんは
「ぱっと見変わってないけど、成長して実は少し変わった様子」を表現しているのでは?と考察されていました。
歌詞もメロディーもかなり深掘りしがいのある曲なので、色々考察しながらぜひ聴いてみてください!
POP’N ROLL MUSIC
『POP’N ROLL MUSIC』はTOMOOさんのライブでは定番曲です!
実はこの曲は2016年のミニアルバム『Wanna V』に収録されている曲で結構古い曲です!
とはいえTOMOOさんの曲は色あせないですし、ライブで昔の曲は頻繁にパフォーマンスされるので、POP’N ROLL MUSICもそのうちの一曲としてファンの中で人気です!
ライブで頻繁に演奏される曲だけあって、ライブを重ねるたびに進化を続けているように感じられる曲となっています。
最近ではサビに入るとタオル回しをするようになったりしています!
この曲で個人的に特に注目してほしい点は間奏です。
ライブver.では、間奏で楽器隊によるソロ演奏を聴くことができます。各楽器が思いのままに演奏していて聴いていて楽しい一場面です。
また、明るい曲調に隠れがちですが実は歌詞も結構興味深く、ポップコーンから連想された歌詞にはところどころにポップコーンらしき表現などが紛れていたりします。
ぜひ曲と合わせて歌詞にも注目して聴いてみてください!
ベーコンエピ
ついに最後の曲となりました!最後にご紹介するのは『ベーコンエピ』です。
ファンの間でも非常に人気が高い曲となっていて、ライブでも頻繁に演奏されます。
「ベーコンエピ」とはパンのことで、かたいフランスパン生地にベーコンを入れたようなパンとなっています。
ベーコンエピの硬くてなかなか食べきれない様子も歌詞の中で描かれています。
『ベーコンエピ』はTOMOOさんの曲の中でも幸せソングで、ハッピーエンドで曲が終わるところも人気の理由かもしれません。
この曲、もともと音源化する予定はなかった曲のようなのですが、BEATというライブでセトリに入れて演奏したところファンからの人気が非常に高かったため、アルバムリリースのタイミングで音源化にこぎつけたようです。
それほどまでに人気が高いということが分かります。
また、キタニタツヤさんもTOMOOさんの『ベーコンエピ』をライブで聴いてハマったと話していました!(TOMOOのオールナイトニッポン0で)
またライブの話で申し訳ないのですが、『ベーコンエピ』はライブではしばしばサポートキーボードの方と連弾して演奏されます。
連弾で演奏されるとより深みが増してとてもいいので、ぜひ一度YouTubeに上がっている連弾ver.も聴いてみてください!
TOMOOさんの人気曲10選
私が選ぶTOMOOさんの人気曲10選をご紹介してきました!
長かったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
正直記事を書きながら「恋する10秒入れたかった」とか「あわいにいれなかったな…」とほかにも紹介したい曲がたくさんありましたが(笑)、できる限り頑張ってまとめたつもりです。
ぜひTOMOOさんの曲を知る助けになればと思います!ありがとうございました。