こんにちは。
今回の記事では薬屋のひとりごと15~17話の「蜂蜜」編について解説と考察をしていこうと思います。
ここにきてようやくすべての謎がつながる、超重要回となっています。
今回は
といった内容について書いていきます。
ぜひ一緒に考えながら記事を読んでもらえたらなと思います。
では考察&解説スタートです。
この記事は「蜂蜜」編すべての内容を含んでいます。
まだすべて読んでいない方はまずはマンガを読んでから再度こちらにアクセスすることをおすすめします。
あらすじ
まずはざっくりと蜂蜜編のあらすじを確認していきます。
冬に突如水死体が発見される。
これは自殺なのか他殺なのか。
そんなことを考えていた猫猫のもとに壬氏がやってきて、柘榴宮へ手伝いに行くように命じる。
柘榴宮で手伝いとして働いていると、猫猫は侍女頭の風明に不信感を覚える。
風明の部屋には自殺した下女のモノと思われる纏足があったのだ。
園遊会の犯人は風明なのではないかと疑う猫猫は、里樹妃から更なる情報を得ることになる。
園遊会の犯人が判明
今回の一番大きなポイントは、園遊会で毒を盛った犯人が分かったことですね。
園遊会で毒を盛ったのは阿多妃の侍女頭である風明でした。
なぜ犯人が風明とわかったのか、そのポイントを解説していこうと思います。
腕に火傷の跡
まず第一に壬氏が風明が怪しいという高順の報告を受けていましたが、なぜ壬氏は風明が怪しいと突き止めたかわかるでしょうか。
実はビッグガンガン版のマンガでは省略されてしまったある回がヒントになっているのです。
その回というのが「炎色反応」の回。
時系列的には園遊会の寸前に起こった話です。
アニメや原作小説などでこの話はやっているので、ぜひ見てみてください。
この炎色反応の回で、腕に火傷を負った人物が後宮の外へ暗号を送っているのではないかという疑惑が浮かび上がりました。
そのため、該当する人物を調査するように壬氏は高順に命じました。
そして今回その調査が終わり、その人物が風明だと発覚したのです。
このような経緯から壬氏は風明が怪しいと踏んでいたのです。
阿多妃への忠義心
風明は作中で何度も阿多妃に対して非常に忠義心を持っていることがわかる描写がなされていました。
ただ、その忠義心に対して猫猫は
薬屋のひとりごと三巻より
と言っているように、動機にもなります。
現在四夫人の中でもその立場が危ういのが、阿多妃と里樹妃です。
そして現在高官が自分の娘を入内させようとしているため、四夫人の誰かがその娘と交換されてしまう可能性は大いにあります。
そうなると阿多妃の立場もどうなるかわかりません。
自身の尊敬する妃が四夫人から陥落してしまうのは、忠義心が強い侍女としては許せなかったとしたら、動機になり得るのです。
風明は蜂蜜で阿多妃の子供を死なせてしまった
そして今回判明した一番大きな動機はこちらです。
風明は現皇帝(当時は東宮)と阿多妃の間にできた子供を死なせてしまったのです。
しかも風明に悪意はなく、蜂蜜が赤子にとって毒だと知らなかったために起きてしまいました。
そして、蜂蜜が赤子にとって毒だと知る里樹妃が阿多妃に接近してきたのです。
風明としては、阿多妃からの信頼を損なわれないようにするためになんとしてもこの事実を阿多妃の耳に入れないようにしたかったはずです。
ただ、現在阿多妃と里樹妃は同じ四夫人となり、接点は増える一方です。
風明としてはもう里樹妃を抹消するほか方法が浮かばなかったのでしょう。
このような動機から、風明は里樹妃の毒殺の実行に踏み切ったのです。
蜂蜜は赤子にとって毒?
ではここで、蜂蜜が実際に赤子に毒性があるのか調べてみたいと思います。
蜂蜜をお持ちの方は一度蜂蜜を手に取ってみてもらいたいのですが、蜂蜜のパッケージに「赤ちゃんに与えてはいけません」といった内容の表記があるのを確認できると思います。
なぜ大人は大丈夫で、赤ちゃんだけ毒性が表れるのでしょうか。
厚生労働省のホームページによると、この毒性はボツリヌス菌という菌によって発生しているそうです。
そしてこの菌は、通常は腸内でほかの菌に負けてしまうため、死滅します。
そのため普段は毒性が表れることはありません。
ただ、赤ちゃんの場合は違うそうです。
赤ちゃんは大人ほどまだ腸内の環境が完成されていません。
そのためボツリヌス菌が死滅せず腸内に残存し、毒素を出すようになるのです。
最悪のケースでは死に至る場合もあるので、注意が必要です。
そしてこのボツリヌス菌の怖いところは、熱にも強いという点。
蜂蜜を加熱してもボツリヌス菌は元気なままなので、料理に蜂蜜を加えるといったこともNGです。
参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html
まとめ
ではここまでの解説をまとめていきたいと思います。
◆風明の動機
- 阿多妃の子供を蜂蜜により死なせてしまったことがばれるのを防ぐため
- 阿多妃が四夫人の座にとどまっていられるようにするため
◆風明の園遊会前後の行動
- 炎色反応を使った暗号で毒を入手?or 手はずを整える
- 園遊会で里樹妃の食事に毒をれる
- 阿多妃の侍女の自殺を手伝う?(まだ未確定)
これが事件の概要です。
薬屋のひとりごと「蜂蜜」編解説と考察でした
今回は薬屋のひとりごと「蜂蜜」編について解説と考察をしてきました。
正直今回はマンガのほうで詳しく解説されていたのでこちらで言及することはあまりなかったですね。
ただ、ビッグガンガン版では描写がないやけどの跡などもイラスト上では載っていたりとちょっとした工夫も施されているで、そこは解説できてよかったと思います。
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