身近な海藻になぜ毒が?徹底解説【薬屋のひとりごと二十五話「鱠」】

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こんにちは。

今回は薬屋のひとりごと25話「鱠(なます)」の考察と解説を行っていこうと思います。

この話では薬屋のひとりごとらしい身近だけど気付けない毒についての発見があったほか、初登場にして重要そうな「羅漢」というキャラの登場もありました。

今後につながる内容もあるので、ぜひ最後まで読んでいってください!

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あらすじ

まずは25話「鱠」のあらすじから。

高順は、自身が以前関わっていたフグでできた鱠によって昏睡状態になるという事件に酷似した事件が最近起こったことを受けて、猫猫に操作を依頼する。

一見するとフグの毒によって昏睡状態に陥ったように見えるが、料理人は口をそろえてこの鱠にはフグを使っていなかったと証言する。

鱠に海藻が用いられていると知った猫猫は、別の可能性を考察する。

海藻について詳しく調べるために厨房へ行くと、ある発見があって…。

毒性のある海藻

薬屋のひとりごと5巻より

今回の話では、毒抜きをしないと毒性がある海藻について紹介されました。

そんな海藻があるなんて知らなかった人も多かったのではないでしょうか。

実はこの海藻、私たちに非常に身近な海藻なのです

その名も「オゴノリ」。

お刺身のツマとしてよく用いられている緑色の海藻です。

この写真の下の方にある緑色の海藻です。

つまり日本人なら一度は目にしたことがあるようなそんな海藻です。

この海藻の毒性について詳しく見ていきましょう。

アルカリ処理と加熱処理が必須

オゴノリは今回の話でも紹介された通り、毒抜き必須の海藻です。

通常スーパーなどでツマとして置いてあるオゴノリは

  • 加熱処理
  • アルカリ処理

がなされています。

そのため安全に食べることができているのです。

加熱処理とはそのまま海藻に一度熱を通すこと。

アルカリ処理とは、猫猫が説明していたように石灰につけることです。

この処理をしないと毒が発生してしまうので注意が必要です。

ちなみに市販のオゴノリが処理されていると、緑色になっているようです。

赤紫色のオゴノリはまだ処理されていないものの可能性が高いため、買うのは控えておいた方が、というより知識がなければ赤紫色のオゴノリは絶対に買わない方がいいです!

実際に死亡例がある

実はこのオゴノリの毒によって亡くなった人が出ているそうです。

どのようにして毒抜きがなされていないオゴノリを入手したかというと、なんと海でとったそうです。

実はオゴノリ事態はそれほど貴重なものでもなく、日本の海岸で普通に見つかります

ただし、処理をしないと最悪死に至ることもあるので、とった海藻を食べるのは控えておいた方がいいです。

海岸に行っても、海藻をとってきて食べるのはやめておいた方がいいとこの話で知ることができてよかったです。

(参考ページ:https://www.jstage.jst.go.jp/article/shokueishi1960/35/5/35_5_570/_pdf, https://tfo1.com/seaweed-with-poison)

羅漢

続いては、今回から登場した謎の軍師「羅漢」について、現在わかっている情報をまとめていこうと思います。

薬屋のひとりごと5巻より

正直判断材料が少なくて、まだ正体までは現状特定できませんでしたが、個々の情報からぜひ自分なりに考察してみてください。

猫猫と何かしら関係がある

まずは猫猫との関係です。

羅漢は至る所で猫猫と何かしらの関係があると描写されています。▼

薬屋のひとりごと5巻より
薬屋のひとりごと5巻より

また、羅漢登場前から猫猫は軍部にあまり近づきたくなさそうな描写がされていました。▼

薬屋のひとりごと5巻より

「名前も出すのもおぞましいあいつ」という表現からして羅漢は猫猫からいい印象は抱かれてなさそうですね。

一方の羅漢は「頭の回るそちらの下女」という表現を猫猫に使っており、この段階では猫猫のことをどう思っているか確かではないです。

猫猫が恨むような態度をとるなんて今までなかったので、よほどの因縁がもしかしたらあるのかもしれません。

名前

羅漢の名前にも、もしかしたらヒントがあるのではないかと私は考えます。

猫猫のおやじ殿の名前は「羅門」でした。

この作品で名前の文字が同じことが偶然なのか必然なのかは不明ですが、猫猫だけでなく羅門とも何かしらのかかわりがあるのかもしれません。

猫猫のおやじの羅門ももともとは西方に留学するようなエリートでした。

羅門も頭の切れる軍人だそうなので、同じようにエリートともいえそうです。

羅門と関係があったらおもしろいですね。

緑青館の話を壬氏にした

薬屋のひとりごと5巻より

羅漢はあえて緑青館の妓女についての話を壬氏にしました。

普通に考えると少しでも壬氏に聞く耳を立ててもらいたかったから出したようにも読み取れますが、あえて結論を言わなかったことを踏まえるとほかの見方もできます。

もしかするとこの緑青館の妓女の話は、今後の薬屋のひとりごとにおける重要な過去エピソードとなるのではないでしょうか。

後宮編が終わり、外廷勤務編に突入した薬屋のひとりごと。

後宮編での鍵となる大きな出来事は園遊会の毒の事件でした。

同じようにこの外廷勤務編でも何か根底に大きな事件が隠れているとすれば、この妓女と羅漢に関するエピソードの可能性もあるのかなと思っています。

まとめ

今回は短めでしたが、薬屋のひとりごと25話「鱠」のついて考察と解説を行いました。

羅漢についてはこれからどんどん解き明かされていくと思うので、次回以降に期待ですね。

なぜ身請けの話を壬氏にしたのかも含めて、今後の続報を待ちましょう!

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お読みいただきありがとうございました!

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