翠苓は事件の裏で何を画策していたのか?徹底考察!【薬屋のひとりごと】

アニメ、マンガ
当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは。

今回の記事では、いきなり急展開を迎えた薬屋のひとりごとの「中祀事件」の真相について解説をしていこうと思います。

特に、翠苓(すいれい)が関わったとされる今までの事件の真相や、なぜ壬氏が狙われたのかについて解説していきます。

この記事では薬屋のひとりごBG版7巻前半までの内容、具体的には中祀事件の全容が見えたところまでの内容を含んでいます。

中祀事件って何?と思った方でネタバレを避けたい人は、この記事をブックマークしておいて、マンガやアニメを見た後にもう一度見に来てください!

スポンサーリンク

中祀事件の概要

薬屋のひとりごと6巻より

まずは簡単に中祀事件の全体図を振り返っていきましょう。

壬氏の中祀の最中に、壬氏の頭上へ柱が落ちてくる

猫猫は李白から怪しい長身の女性の話を聞かされ、何か起きるのではないかと推測。

李白の話によって、これまで猫猫が解決していた事件も翠苓と思わしき人物が裏で操っていたことなのではないかという疑念が生まれました。

疑いを解消するために、壬氏の命令もあって機密文書を読み漁って調査を開始。

調べていくうちに、これまで起こった数々の事件は祭事で高官を暗殺するために行なわれたのではないかという予想が。

あくまで予想だと思うも、偶然に見せかけた必然である可能性もあるため催事場へ急ぐ猫猫。

羅漢の助けもあって催事場に到着するとそこにはなぜか壬氏の姿がありました。

猫猫は落ちてくる柱から壬氏を逃れさせ、壬氏は間一髪で助かることとなるのです。

翠苓が逃亡

中祀事件の後、捜査が執り行われ猫猫の予想通り翠苓が黒幕であったことが判明します。

ところが、なんと翠苓は捜査の手が及ぶころには自殺してしまっていました。

あれほど入念に計画を練っていた翠苓があっさりと自殺をするとは考えにくいと、もやもやした気持ちを抱える猫猫。

すると、猫猫が以前翠苓と話していたとき翠苓が「朝顔」という言葉を口にしていたことを思い出す。

そこから猫猫は驚きの事実を推理する。

なんと、実は翠苓は蘇りの薬を使って一度仮死状態となり、再び息を吹き返して逃亡したのだ

以上が簡単なあらすじとなります

結局犯人は誰?

薬屋のひとりごと6巻より

あらすじでも述べたように、中祀事件の犯人は翠苓(すいれい)という謎の官女です

翠苓は外廷編から登場した官女。

外廷の医局の医官と親しく、医局の裏側で薬草を栽培していました。

恐らく今回の蘇りの薬もここで育てた薬草を調合して作られたものかと思われます。

翠苓についてわかっていることは非常に少ないです。

医官が「本来なら官女なんてやらなくてもいいのに」とつぶやいている事からも、何か特別な身分であったり過去があったりするのかもしれません。

翠苓と親しい医官の師が翠苓の後見人という情報も出ていて、医師関係の人物だった可能性もありそうです。

どちらにせよ今の段階ではわからないことのほうが多く、これからどんどん情報が出てくるものだと思われます。

ただひとつわかるのは、皇帝と血縁関係にある壬氏を殺害しようと企てていたということです。

今後猫猫や壬氏の敵として登場してくることは間違いないでしょう。

翠苓が関わったとされる事件を解説

ではようやくですが本題に入っていこうと思います。

翠苓が関わったとされる、猫猫が今まで解決していた事件をおさらいし、裏で翠苓が何を企んでいたのかを考察していこうと思います。

浩然の突然死

薬屋のひとりごと3巻より

まず一つ目は浩然の突然死です。

これはBG版のマンガでいうと3巻、アニメ1期第一クールの内容であり、まだ後宮編のときなので相当前の伏線ということになります。

というよりは、以前の話を上手く伏線として活用したといった方がいいのかもしれません。

浩然の突然死は猫猫の推理によって、塩分の過剰摂取であったということが判明しています。

そして今回初めて判明したのが、浩然は実は祭具が盗まれたとされる倉庫の前任管理者だったという事実です。

この祭具は、翠苓またはその一味が盗んでいた祭具です。

つまり、浩然の死は嫌がらせで起こった事故ではなく、故意に誰か(恐らく翠苓かその仲間)が殺した可能性が浮上しました。

ここで少し疑問に思うのが、なぜ倉庫の前任管理者である浩然を殺害したのか。

その理由について深堀りしていこうと思います。

浩然は真面目で有能な高官であるがゆえに殺された

私の考えでは、浩然が殺された理由は「真面目で有能な高官であった」からではないかと思います

もっと簡単に言うと、翠苓たちの計画を実行するのにおいて、有能すぎては計画がばれたりといった邪魔がされる恐れがあるからではないかと思います。

浩然は壬氏も尊敬するような人物です。

頭がすごく切れる人物であった可能性も高いです。

そんな人物が管理している倉庫から祭具を盗み出すというのは、翠苓と言えど難しいはずです。

そのため、障壁となる浩然を殺害して倉庫から祭具を盗みやすくしたのではないかと思います。

流石は翠苓であって、抜かりがないですね。

恐らく翠苓は相当用意をしたうえで計画を実行したということがうかがえます。(結果的に失敗しましたが)

倉庫の小火騒ぎ

薬屋のひとりごと5巻より

続いては倉庫の小火騒ぎです。

こちらはBGのマンガでは5巻に収録されていて、少し前の話といった感じです。

この小火騒ぎからの連続する何県下の事件が全て中祀事件につながっているので、その皮切りともいえる事件となっています。

倉庫番が粉末が充満した倉庫でタバコに火をつけたことで粉塵爆発が起こり、小火騒ぎに発展してしまったという事件でした。

この事件が解決してしばらくしてから判明した事実が、倉庫番は煙管を遣う直前にある人物からもらっていたという事実です。

マンガのシルエットや、長身の女性という特徴から恐らくこの人物は翠苓だと思われます

つまり、翠苓によってこの粉塵爆発は起こされた可能性があるのです。

もちろん煙管を渡したからといって確実にそのあとに倉庫番が使うかはわかりませんが、凄く高級そうな煙管なら使う可能性は高いです。

あらかじめ翠苓が倉庫の中を粉塵爆発が起こりやすい状態にしていたとすれば、さらに粉塵爆発が起こる可能性は高いでしょう。

粉塵爆発はすべて翠苓の作戦通りに起こった事と考えて問題ないと思います。

ではなぜわざわざ粉塵爆発を起こさせたのでしょうか?

倉庫の祭具を盗み出すため

薬屋のひとりごと6巻より

粉塵爆発を起こした理由、それは別の倉庫にある祭具を盗み出すためです

後で李白からの情報でわかるように、粉塵爆発の騒ぎの時に祭具が盗み出されていました。

粉塵爆発といった大ごとが起これば、倉庫の周りの人物の注意はそこに集まります。

つまり別の倉庫の監視の目が緩くなるのです。

翠苓が狙ったのは、小火騒ぎを起こすことでほかの倉庫の監視の目を緩くすることだったのです。

監視が緩くなった時に合わせて翠苓一味は祭具を盗み出したのだと思われます。

普通に盗み出すのではなく、念には念を入れて行動を起こす翠苓の入念さがうかがえます。

なますの事件

薬屋のひとりごと5巻より

次はなますの事件です。

こちらの事件は倉庫の小火騒ぎの直後に起こった事件です。

ある高官が毒抜きされていない海藻が入ったなますを食べて中毒症状になってしまったが、実はそれは被害者の弟が故意的に起こしたことだったといった事件の概要でした。

この事件の時に少し出てきたのが、どうやって弟は海藻の毒性を知ったのかということでした。

今になってもう一度考察すると、弟に毒について教えたのは翠苓の仲間なのではないでしょうか

というのも今回李白の話によって、なますで中毒症状になった人物は倉庫の管理者であったことが判明しました。

倉庫管理者の容態が悪くなれば、倉庫で起こったことについての対応も遅れてきます。

ただでさえ倉庫の小火と祭具の盗みという二つの大きなことが起きて混乱しているのに、倉庫管理者までもが昏睡状態ともなれば、混乱極まりない状態になります。

そうなれば翠苓一行が行った祭具の盗みについての捜査も大幅におくれ、翠苓たちにたどり着く可能性はさらに下がっていくでしょう。

実際に李白が倉庫の祭具の盗みについていろいろ調べ始めたのもだいぶ遅い時期でした。

そもそも猫猫が関わらなければ調査を行っていても翠苓の存在に気付かれたかどうかわかりませんが、翠苓はさらに念を入れて倉庫管理者を昏睡状態にして、倉庫番たちの統率をを乱したのだと思われます。

彫金細工師の殺害

薬屋のひとりごと5巻より

最後に紹介するのは、彫金細工師の殺害です。

ある秘伝を伝えないままに彫金細工師が急死してしまったといった事件でした。

結果的に猫猫の起点もあって秘伝は無事に伝承されることになりましたが、猫猫が関わっていなければ、さらに言うと羅漢が裏で一枚かんでいなければ秘伝は闇の中だったでしょう。

この彫金細工師の殺害も、もしかしたら翠苓が関わっているのではないかと推測します。

彫金細工師の死因は鉛中毒ではないかと猫猫は推測していました。

もちろん彫金細工師は鉛も扱うため、長年にわたって鉛が蓄積され、その毒性で宮に容態が悪くなった可能性が高いです。

ただ、逆に言うと彫金細工師は普通に鉛なども扱うので、その毒性について知っていてもおかしくないと思われます。

何が言いたいというと、翠苓が鉛中毒に見せかけて彫金細工師に毒を盛った可能性もあるのではないかということです。

これに関しては推測の域を出ませんが、その可能性も大いにあると思います。

彫金細工師の死亡時期が明らかに翠苓の行動の時期とかぶっているため、偶然ではない気がします。

と、ここで推測は終わりにして、なぜ彫金細工師が死亡したことと翠苓の犯行が関係しているのかご説明していきます。

なぜ彫金細工師が狙われた?

彫金細工師の死亡でなぜ翠苓が得をするかというと、翠苓の犯行は彫金細工師の秘伝を悪用して行われたからです。

翠苓は彫金細工師のはんだが非常に低温で溶けるという事実を知っており、それを用いて祭事中に柱を落下させるように仕掛けました。

つまり逆を返すと、彫金細工師の秘伝を知っている人物が現場に立ち会えばすぐにそのトリックが見破られてしまう恐れがあるのです。

幸い彫金細工師は秘伝として誰にもこの事実は伝えていませんでした。

翠苓はそのまま秘伝を知る人物が増えないように、口止めをしたのではないでしょうか。

唯一秘伝を知る人物さえいなくなれば、恐らく翠苓のトリックは誰一人として見破られることなく、完全犯罪が果たせるでしょう。

これまでの行動と同じように、念には念を入れた行動の結果、翠苓は彫金細工師を狙ったのではないかと思われます。

まとめ

まとめると、翠苓は

  • 浩然の突然死
  • 倉庫の小火騒ぎ
  • なますの事件
  • 彫金細工師の殺害

の4件に関わっていると推測されます。

これを踏まえて事件までの翠苓の行動の流れをまとめてこの記事は終わりにしようと思います。

翠苓の行動まとめ

  1. 倉庫管理者の浩然の殺害に手を貸し、倉庫管理者を変更させる
  2. 倉庫の小火騒ぎを起こし、それに気をとられているうちに倉庫から祭具を盗み出す
  3. 倉庫の管理者をなますを使って昏睡状態にさせるように仕向ける
  4. 祭具が盗まれたことで、その代わりとなる祭具を彫金細工師がもう一度作る
  5. 彫金細工師を鉛中毒に見せかけて殺害
  6. 祭具を柱が落ちるように配置し、壬氏を事故に見せかけて殺害しようとした
  7. 失敗したため翠苓は自殺に見せかけて逃亡

おわりに

今回は中祀事件における翠苓の動きについて解説してきました。

今までの事件がすべてこの事件に集約されていて、ミステリーという感じが強い回でした。

そして、ここまで入念に準備をしてきた翠苓は今もどこかで潜伏してると思うと、また出てきそうな予感がします。

今後の動向に注目です!

タイトルとURLをコピーしました