こんにちは。回を重ねるごとに衝撃が増しているアニメ『薬屋のひとりごと』。
今回はその主要人物でありながら、謎がたくさん残っている壬氏について深掘りしていこうと思います。
当ブログでは以前も壬氏の正体についてまとめた記事をあげましたが、今回はアニメシーズン2に収録されるであろう部分までの内容を含めた続編となります。
シーズン2に入ってさらにたくさん情報が入ってきたので、そのあたりも整理していければと思います。
ぜひアニメを見ていてよくわからなくなった方はチェックしてください!
アニメシーズン2の見放送分の内容も含みますので、ネタバレ注意です!!
壬氏の正体

まずは本命である壬氏の正体についてまとめていきます。
実際の正体と壬氏本人の認識や周りの人の認識が異なっていて、シーズン2で再び壬氏の正体について混乱してしまった方もいると思いますので、できるだけわかりやすくまとめ直していきたいと思います。
今の皇帝と阿多妃の子供が壬氏の本当の正体
まずは本当の正体から。
壬氏の正体は『今の皇帝と阿多妃の子供』です!
今の皇帝の子供なので、皇子ということになります。
壬氏が不義の子であるといったセリフもありましたが、実際には今の皇帝の子供なので直系の血筋です!つまり皇位継承権も持っているということになります。
一方で、この今の皇帝と阿多妃の子供は世間的には早くに亡くなったとされています。
ただ、実際には生き残っていたのです。
この詳しい経緯をコミックス4巻を元にまとめていこうと思います。
①誕生
壬氏は今の皇帝と阿多妃の間に生まれました。
ただ一つここで問題が。
同じタイミングで当時の皇帝(先帝)と当時の皇后(皇太后)の間の子供も生まれたのです。
ほぼ同時に二人が生まれてしまったということです。
この時、生まれる赤ちゃんには優先順位がつけられました。
というのも対応する医官に限りがあったからです。
まずは当時の皇帝(先帝)の子供が優先的に出産されました。
そしてそのあとに阿多妃の子供が出産されました。
後回しにされたため、阿多妃の出産は難産となり、阿多妃は結果的に子宮を失うことになってしまいます。(この時対応した医官は猫猫の養父の羅門でした)
後回しにされるのを目の当たりにした阿多妃は、今後も自分の子供が様々な場面で後回しにされてしまうのではないかと危惧したのではないでしょうか。
そのため、どこかのタイミングで当時の皇帝の子供と阿多妃の子供(今の壬氏)が取り換えられたのではないかと思われます。(猫猫の推理による)
つまり、出産後しばらくすると赤子が取り換えられた結果
- 当時の皇帝と当時の皇后の子供の位置(今の皇弟にあたる位置)に阿多妃の子供(壬氏)が位置するように
- 阿多妃と今の皇帝の子供の位置に当時の皇帝の子供、東宮(皇弟)が位置するように
②蜂蜜で赤子が亡くなる
こうして入れ替わった赤子でしたが、阿多妃のもとにいた赤子(当時の皇帝の子供)が阿多妃の侍女のミスによって蜂蜜を口にしてしまい、亡くなってしまいます。
このため、世間では阿多妃と今の皇帝の子供が亡くなったとされます。
ですが、実際には亡くなったのは当時の皇帝の子供です。
つまり阿多妃と今の皇帝の子供である壬氏は、東宮(皇弟)というポジションで生きていくことになったというわけです。
③宦官壬氏として生活
成長していくにつれ、壬氏は自分自身が不義の子ではないかと疑うようになります。
実際問題、壬氏の立ち位置と実際の血筋は少し違っているので、不義の子ではないですが違和感を覚えるのは仕方のないことです。
自分の血筋に自信を持てなくなった壬氏は、今の皇帝にお願いして宦官壬氏という仮面をかぶり後宮を管理するようになります。
高順や水蓮は壬氏の子供時代からついていたものだと思われます。
そして今の壬氏へと繋がります。
壬氏は皇子という立ち位置

複雑でしたがご理解いただけましたでしょうか。
結論だけ述べると、壬氏は赤子入れ替わりによって生き延びた阿多妃と今の皇帝の子供で、皇子にあたるということです。
ただし、壬氏自身はそれを認知していないのだと思われます。
壬氏自身の認識について次は書いていこうと思います。
壬氏本人の認識
次に壬氏本人は自分のことをどこまで知っているかについて考察していこうと思います。
結論から述べると、おそらく壬氏は自分自身は皇弟、東宮であると思っていると考察できます。
今の皇帝の子供だとは思っていないと思います。
この考察の根拠となったのがコミックス15巻です。
「幼いころからずっと気にしていたことだった 自分はあの人に似ていない 兄にも母にも似なかった」
ここで登場してくる人物は
- あの人→先帝
- 兄→今の皇帝
- 母→今の皇太后
であると思われます。
壬氏がしっかりと阿多妃を母だと認識していた場合、そもそも兄はいませんし、母と似ていないとはどう考えても思わないでしょう(阿多妃と壬氏はかなり似ているので)。
そう捉えると、壬氏は自分自身が先帝と皇太后の子供だと認識しているということが分かります。
つまり壬氏は実際に自分が誰の子かをちゃんと把握していないのです。
ここが読者を少し惑わせる要因になっていたのではないでしょうか。
私自身も壬氏が自分の血筋を理解していないことには驚きでした(知っていて隠していたと思っていたので)
ちなみに、壬氏は実際には先帝に雰囲気は似ており、今の皇帝は父にあたりますがおそらく母親似なので似ていないのでしょう。皇太后は実際には祖母にあたるので少し血が離れていて似ていなくてもおかしくはないと思います。

周りの人に認識
続いて、壬氏以外の人物がどこまで壬氏の正体を知っているかについて考察していこうと思います。
- 一般の人→宦官の壬氏だと思っている
一般の人はなにも迷いなく宦官の壬氏で通っていると思われます。
- 高順や馬閃、羅漢や水蓮、皇太后→東宮、皇弟の華瑞月だと思っている。
古くから壬氏の周りについてきた人物は、壬氏の正体は壬氏本人と同じく皇弟だと思っていると思われます。
正体に感づいていると思われる羅漢もここまでしか知らないであろうと推測されます(これ以上詮索する要素を羅漢は持っていないので)
- 今の皇帝、阿多妃→全て知っている
両親にあたる今の皇帝と阿多妃は壬氏の正体をすべて知っていると思います。
皇帝はことあるごとに壬氏を子供の用に扱うセリフがありました(選択の廟の回など)
おそらく本当のことは両親のみが知っているのだと思われます。
今後の展開
コミックス15巻のラストにて、羅漢が壬氏に対して東宮として子一族へ出兵するように促しました。
今後、壬氏は宦官の壬氏という仮面を捨てて華瑞月として振る舞うようになるのかもしれません。
壬氏が自分の本当の正体を知る日も近づいてきているのかもしれないです。
まとめ
今回は薬屋のひとりごとアニメシーズン2までの内容をもとに壬氏の正体についてまとめてきました。
ぜひ相関関係を整理するのにこの記事を役立ててください!ここまで読んでいただきありがとうございました。