【薬屋のひとりごと】園遊会での簪(かんざし)の意味は2つあった?!

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こんにちは。

ミステリー×ラブコメとして人気の「薬屋のひとりごと」

今回はその薬屋のひとりごとの園遊会で謎が残る、「簪の意味」について考察していこうと思います。

結局作中で簪の本当の意味は明かされませんでした。

なので、簪の意味が分からなくてもやもやするという人も少なくないと思います。

ただ、話の中のセリフなどを考察していくと、次第に簪の意味は浮かび上がってきます

今回は私なりに考察した簪の意味について解説していきたいと思います。

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簪の意味はリクルートとプロポーズ

今からこの結論に至った訳を解説していきますが、まずは結論だけお伝えします。

結論から言うと、簪は

  • リクルート
  • プロポーズ

の二つの意味があるのだと考察されます。

より簡単に言うと、職場に勧誘するか、結婚してもらうように迫る手段として簪が使われていたということです。

なぜこのような考察になったのか、解説していきます。

簪が登場するのは園遊会

まず、簪が出てくるのがどの話だったか振り返っていきましょう。

簪はビッグガンガン版だと2巻の『園遊会』の話で出てきました。

園遊会というのは毎年春、冬に行なわれる上級妃を交えて、出し物などが催されるイベントのことです。

猫猫は『園遊会』の話において玉葉妃の侍女として園遊会に出席しました。

その際に猫猫は簪をもらうことになるのです。

簪に関するセリフ

簪の意味を考察するにあたって、まずは簪に関する登場人物のセリフをまとめてみていこうと思います。

セリフを総合していけばおのずと簪の意味が見えてきます。

変な虫がつかないようにしるしをつけておかないとね

薬屋のひとりごと二巻より

まずは猫猫に首飾りを渡したときの玉葉妃のセリフ。

この発言からするに、簪や首飾りなどの飾り物は、所有権を表すという意味もあるのではないかと考察されます。

玉葉妃の侍女だということを暗に示すために、玉葉妃は首飾りを渡したのではないでしょうか。

私だけの侍女じゃなくなったじゃない

薬屋のひとりごと二巻より

猫猫が壬氏から簪をもらった後に玉葉妃が猫猫に言ったセリフです。

先ほどの「変な虫が…」と同じように、玉葉妃はおそらく所有権の話をしているように聞こえます。

玉葉妃の話をまとめると

  • 首飾りだけつけている…玉葉妃のもの
  • 簪も首飾りもある…玉葉妃と壬氏のもの

ということになると考えられます。

玉葉さま、拗ねるどころじゃないかもね

薬屋のひとりごと二巻より

梨花妃から簪をもらった後に、玉葉妃の侍女たちが猫猫に向かっていったセリフです。

先ほどからの考察があっているとすると、飾り物は所有を表すので、梨花妃から簪をもらうと玉葉妃と梨花妃どちらのものでもあるということになります。

そうなると玉葉妃の侍女としては梨花妃とのかかわりがあまりに深すぎるとあまりよろしくないので、玉葉妃は拗ねるどころじゃなくなるのではないでしょうか。

印代わりの装飾品を渡しているの

薬屋のひとりごと二巻より

玉葉妃侍女の桜花が猫猫に装飾品の意味を説明しているシーン。

表向きの装飾品の意味は桜花の言っている通りとみて間違いないでしょう。

簡単に言うと、名刺を配っている感覚に現代だと近いかもしれません。

優秀な人材に、自身の存在をアピールする名詞となる装飾品を渡す。

リクルート的な面があるということでしょう。

逆に玉葉妃が装飾品を渡したのは、玉葉妃の侍女だとアピールして、変なリクルートを受けないようにするためだったのでしょう。

違う意味もあるんだけどね

薬屋のひとりごと二巻より

先ほどのセリフに続いて桜花がいったセリフです。

つまり、名刺代わりとは違う意味で装飾品を渡すこともあるということですね。

ここら辺から第二の簪の意味のヒントがちりばめられ始めます。

表情からして、おそらく恋愛関係なのではないでしょうか。

あえて直接的に言う人がいない点からも、恋愛にかかわるのではないかと予想されます。

小蘭のセリフ

「特別な許可さえあれば外から中の女官を呼ぶことができるの」

薬屋のひとりごと三巻より

「逆にこの簪を使えば、ここから出してって侍女側から呼びかけることもできるの」

薬屋のひとりごと三巻より

第一の意味のリクルート的な意味で行くと、勧誘されてそれに乗って職業を買えることができるという意味にとらえられます。

おそらく猫猫もそのようにとらえて、身元保証人として李白を利用しようとしたのでしょう。

ただ、恋愛が関係しているとみられる第二の意味的に考えるとどうなるか。

多分ですが簪に求婚の意味が含まれているのではないでしょうか。

外から中の女官を呼ぶという文言が、妻として迎えるという意味にとらえるとしたら、簪を渡すことは一種のプロポーズのようなものとも考えられます。

考察

今までのセリフを踏まえると

  • リクルート用の名刺代わり
  • プロポーズ用の手段

という二つの意味を簪は持っているのだと思われます。

玉葉妃や梨花妃が猫猫に装飾品を渡したのはおそらく前者の意味で、壬氏や李白は後者の意味で簪を渡したのではないでしょうか。

考察を裏付ける描写

プロポーズというのは完全に私の考察でしかなく、作中に明記されているわけではないですが、プロポーズに似た意味を持つことは園遊会の後の話でもほのめかされています。

その裏付けをいくつか紹介します。

俺は嬢ちゃんの里帰りにうまく利用されろってことか?

薬屋のひとりごと三巻より

注目してほしいのは、うまく利用されるという表現

猫猫は李白を身元保証人、つまりリクルートの意味として簪を使って里帰りをしようとしました。

ただ、実際には李白は義理で大量に配っていたとはいえ、おそらく求婚の意味を込めて簪を配っていたのでしょう。

その簪を自身には特にメリットのない、リクルート用として利用されることに対して反感を覚えたのだと思われます。

李白が怒り気味な点からしても、身元保証人としての意味以外の意味があることは明らかです。

このコマの直前には、どうやって断ろうかといった趣旨のセリフもあり、李白としては求婚にこたえるために猫猫がやってきたと思っていたのでしょう。

ここからも、簪に求婚の意味があることを裏付けられているといえないでしょうか

壬氏が落ち込んでいた点

薬屋のひとりごと三巻より

猫猫が李白を連れて里帰りしたということを聞いた壬氏は、あからさまに落ち込んでいました。

リクルートとして簪を渡していたのなら、ここまで落ち込むことはないはずです

本気で渡していたかは別としても、自分の求婚のかんざしではなくより下の身分のかんざしを猫猫が選んだことが負けたようで悔しかったのではないでしょうか。

この描写も恋愛的な意味が簪にある裏付けになると思います。

簪の意味 まとめ

今回は薬屋のひとりごと「園遊会」における、簪の意味について考察してきました。

ぜひこの意味を知ったうえで、もう一度園遊会を読み返してみてください。

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